介護者と利用者のために知っておくこと 4つのポイント
介護は介護者と利用者のお互いの気持ちを伝え合い理解することで成り立ちます。そのために、福祉の理念を理解するとともに、技術だけではない介護者になりましょう。
介護のお仕事は、心でするもの。利用者の方に優しい気持ちで介護を行いましょう。
利用者をよく観察しましょう。
この人、何でこんなことをするんだろう?何が言いたいんだろう?
観察していると、気づくことがあります。
利用者の顔色や体調、言動、行動などを常によく観察して、少しの変化や利用者の気持ちなどを気にとめるようにしましょう。メモを取るなどして、記録しておくとよいでしょう。
声かけを忘れずに。
何事も利用者が自分でできるようにすることが大事です。声かけをすることで動こうという気持ちになり、できることもあります。毎日のことですが、黙って介助することがないように心がけましょう。
お風呂に、いきなり連れて行かれて、いきなり脱がされると、拒否してしまいますよね。
さぁ、いまからお風呂にいきますよ~
こうしたことで、心の準備ができ、コミュニケーションがとれます。
利用者の意思を尊重して、何をしたいのか、これから何を行うのかの目的などについて、ひとつひとつ動作の手順をおって、声をかけていきましょう。
介護環境の整備
福祉の住環境を考えながら、できるところから整頓、準備します。代用できるものは代わりにして、自力での行動範囲を広げられる、利用者と介護者の両者にとって理想的な環境に近づけていきましょう。
高齢になると転倒事故が起こりやすいので、安全に転倒などの事故がないように、日ごろから気を配りましょう。
相手に対しての思いやり
介護職として、介護者と利用者の関係は人と人との付き合いであることを忘れずに、できるだけリラックスできる雰囲気の中で、お互いのコミュニケーションを深めていけるようにしましょう。
信頼関係の無い人から、食事を運ばれたとしても、口にするでしょうか・・?
コミュニケーションを大切に思いやりをもって、相手の心を開き、信頼関係を築きましょう。
身体に「楽」で心にも「楽」な笑顔の介護を行ってください。
関連コンテンツもチェック!
■ 知っておこう 介護する上で知っておいて欲しいこと(認知症や聴覚障害などについて・・)
■ 介護ってこんなお仕事をします 入浴介助、食事介助などお仕事についてご紹介します
※当情報は、成美堂出版 介護職のための正しい介護術より引用させていただいています。